ふたごはたいてい区別がつかない

小学2年生の頃、好きな子をふたごの子と間違えた苦い思い出

終戦の日とトゥキディデスの罠

みなさんこんにちは.
突然ですが,大阪市内に僕のお気に入りの美容院があります.いつもそこで髪を切ってもらってるのですが,なぜか2年連続8月14日に切りに行ってます.
大阪市内で8月14日といえば,京橋空襲のあった日です.毎年慰霊祭が行われています.せっかく大阪にいるのだからと毎年京橋の様子を見に行きたいと思いつつ,毎年ばたばたして行けてないのです.

最近海外でベストセラーになっている「2034」という小説をご存じでしょうか. 2034年に米中間で戦争が起こるという物語です.昨今の世界情勢を見てる限りでは現実になりそうな気もしてしまいますね.
トゥキディデスの罠という言葉があります.覇権国家と,台頭する新興国家が戦争不可避な状況になるまで対立する状況を指す言葉です. まさしくこの小説はトゥキディデスの罠に陥った米中がどのようになってしまうのかを描いているわけです.
この小説の中では,戦争に傾いた国民感情の元で小規模な衝突から核戦争にまで発展する様子が書かれているようです.戦争において国民感情というものは大切なファクトです.例えば,フォークランド紛争では,アルゼンチンの国民感情が戦争に大きく傾いたことが大きな要因と言われます. 国民感情が戦争に向かうような状況では,民主主義の成熟度というものが試されるのかもしれませんね.

トゥキディデスの罠は日本も経験している状況です.日本が台頭した20世紀に勃発した,日露戦争や太平洋戦争などもトゥキディデスの罠に当たる事象のようです.
当時の日本国民は戦争を望んでいたのでしょうか.玉音放送の前で泣き崩れる人の映像を見るにつけ,どのような感情で涙しているのかを毎年考えてしまいます.